小学生向けオンライン塾とは?
メリットやデメリット、選び方を解説
「小学生の子供に学習習慣をつけたい」「中学校で苦労しないよう、小学校の学習範囲をしっかり習得させたい」というとき、悩むのがその手段です。家庭学習、通塾、通信教育といった従来の手段に加えて、最近になって急速に普及した「オンライン塾」を検討する人もいるでしょう。
オンライン塾は、自宅でパソコンやタブレット、スマートフォンなどを利用して授業を受けるタイプの塾のこと。新型コロナウイルス感染症の拡大を機に、急速に普及したスタイルです。これまで、通塾で授業を行っていた塾でも、限られたスペースに生徒が集中するのを避けるため、オンラインを併用するスタイルが目立つようになりました。
オンライン塾にはさまざまなメリットがありますが、どのような観点で選んだらいいのか、オンライン環境でも子供が学習に取り組めるのかなど、保護者の悩みは多いようです。
小学生向けオンライン塾について、メリット・デメリットや選び方など、総合的に解説します。
小学生のオンライン塾のメリット
小学生がオンライン塾で学ぶ場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
まずは、一般的に考えられるメリットをいくつか挙げてみましょう。
1
どこでもハイレベルな授業が受けられる
有名塾は都市部に限られ、地方で質の高い授業を受けるのはなかなか難しいのが現実ではないでしょうか。
その点、オンライン塾なら、インターネット環境さえあれば、全国どこでも一流講師の授業を受けることができます。
2
時間を有効活用でき習い事の両立もしやすい
習い事を掛け持ちする小学生も珍しくなく、塾の時間を捻出するのが難しいことも多いようです。
その点、自宅で受けられるオンライン塾は、限られた時間で学びたい小学生にぴったり。帰宅してそのまま授業を受けられ、学校の宿題やほかの習い事との両立もしやすいです。
塾に間に合うように急いで夕食を食べさせたり、お弁当を持たせたりといったこともなく、成長期の子供に
しっかりと食事をさせられるのも、移動の必要がないオンライン塾のメリットです。
3
送迎の負担がなくなり夜遅くても安心
塾の最後の授業が終わるのは21時を過ぎることもあり、小学生が通塾する場合は行き帰りが心配です。
保護者が送迎しなければならないこともあり、仕事や家事の都合をつけるのが難しい場合もあるでしょう。
オンライン塾は自宅で学習できるため、親子の通塾中の不安を払拭し、送迎の負担をなくします。
4
店舗型の塾と比べ授業料が安い
オンライン塾はインターネット環境が必要なものの、店舗型の塾と比べ料金が安いことが多いです。
理由としては、オンライン塾は実店舗を持たないことにより家賃などの固定費が安く抑えられ、その分授業料を安くできるからです。
「塾は授業料が高いから」と諦めている方も、オンライン塾であれば通わせられるかもしれませんよ。
5
感染症のリスクを抑えることができる
オンライン塾では授業は全てオンラインで完結するため、先生や他の生徒との物理的な接触を避けることができます。
家族三世代で暮らしているご家庭や、おじいちゃん・おばあちゃんと会う頻度が多いご家庭でも、オンラインであれば安心して授業を受けることが可能です。
小学生のオンライン塾のデメリット
メリットの多いオンライン塾ですが、デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
1
成果が出るかどうかは子供の主体性次第
行くことと勉強することが直結していて、望む・望まざるにかかわらず勉強する環境が用意された通塾と違い、オンライン塾は本人がやる気にならない限り、成果を出すことができません。 中には、自宅にいることが気の緩みにつながり、なかなか勉強のスイッチが入らない子供もいます。
2
リテラシーがないと親の負担が増える
オンライン塾ではパソコンやタブレット、スマートフォンを利用して学習します。 小学生にスマートフォンや、パソコンを使用させるかどうかは、各家庭の教育方針が大きく関わります。 普段からこうした機器に慣れていて、家庭の使用方針も決定している子供以外は、常に親が近くにいて操作方法を指導したり、ログインのたびに子供に代わってIDとパスワードを入力したりする必要があるでしょう。
そら塾の場合
「そら塾」は、森塾や自立学習REDを全国に300校舎以上展開する東証上場の(株)スプリックスが運営する、先生1人に生徒2人までのオンライン個別指導塾です。
そら塾では、「近くに塾がない」「通える範囲の塾は合わなかった」「都市部と同じレベルの授業を受けさせたい」とお悩みの保護者からお問い合わせいただき、全国各地の小学生に質の高い授業を提供しています。
小学生がオンラインの環境で集中するのは簡単ではありません。そのため、そら塾では60~80分の授業のうち、10%はコミュニケーションの時間です。信頼できる担任の講師がしっかりと「場づくり」をし、子供の
セルフモチベートをサポートします。
保護者の声を受けてシステムの改善に取り組み、現在はアプリの「参加する」ボタンを押すだけでログインが済むなど、子供だけでも簡単かつ安全に授業に出席できます。宿題も専用アプリから事前に画像で提出するので細やかな指導が可能になります。
小学生向けオンライン塾の学習方法
オンライン塾と一口にいっても、その学習方法は授業が受けられるもの、動画を視聴するものなど、
多岐にわたります。続いては、オンライン塾の学習方法の種類を紹介しましょう。
個別指導型
個別指導型とは、画面の向こうに講師がいて、リアルタイムで個別指導をする形式です。 その場で質問や相談がしやすく、マイペースで学習を進めることができます。 個別指導のためオンラインでも集中力が途切れにくいですが、その分講師との相性や質の影響は大きいです。
大人数授業型
大人数授業型は、リアルタイムで配信される授業の映像を見ながら学ぶ形式です。 コメントを書き込んで質問をすることも可能で、学校のオンライン授業と同じような形式で学ぶことができます。 オンライン特化でない塾の場合は、通常の塾の授業の様子をリアルタイム配信しているだけのこともあります。
動画配信型
動画配信型は、あらかじめ撮影された動画の中から、学びたい単元や内容を選んで受講する形式です。 時間の制約がないため「学びたい」タイミングを逃さず、同じ授業を理解するまで何度でも見返すことが可能です。 ただし、リアルタイムで質問できないことや、そもそも自主的に動画を見ない子供もいます。
学習管理型
学習管理型は、学力や目標に合わせて講師といっしょに学習計画を立て、1日単位、1週間単位などで学習内容を報告する形式です。 時間の制約がなく、隙間時間で効率的に学習を進められますが、主体的に学習できる子供でないと続かないという問題があります。
そら塾の場合
そら塾は、講師1人に生徒2人までの個別指導に加え、テキストに準拠した解説動画が自由に使用できるハイブリッド型です。講師と生徒のコミュニケーションを重視し、集中力の弱い小学生のやる気を引き出します。
授業の後は毎回ボタンを押すだけの簡単なアンケートを実施。
結果によっては、定期面談のほかに個別の面談を実施し、学習方法の見直しを行います。先生との相性が合わない場合は「先生変更制度」があるので安心です。
オンライン塾の入塾前に用意する物
オンライン塾では、インターネット環境と使用するデバイスが必要です。 特に、動画視聴はデータ量が大きいので、通信速度に制限がないようインターネットの契約を見直しておくといいでしょう。 そのほか、オンライン塾を利用する前に、必要な物を紹介します。
オンライン塾で用意するもの
必須
- PC
- タブレット
- スマートフォン
いずれかのデバイス
あると便利
- マイクつきイヤホン(ヘッドセット)
- カメラ(デバイスに内臓されていない場合)
- スタンド(タブレットやスマートフォンを利用する場合)
デバイスは塾によって指定がないか、事前に確認してください。
テキストが配信される場合は、スマートフォンでは見にくく、タブレットやパソコンが必須の場合もあります。
デバイスに内蔵されていれば、マイクやカメラはなくてもオンライン塾の利用はできますが、画質や音質を求めたり、集中して学習したかったりする場合は、マイクつきイヤホンやカメラの利用がおすすめです。
また、必須ではありませんが、画面を見ようとして姿勢が悪くなるのを防ぐために、デバイスのスタンドもあると便利です。
小学生のオンライン塾を選ぶ際のポイント
数あるオンライン塾の中から、我が子に合った塾を選ぶには、どのような点に注目して比較・検討すればいいのでしょうか。 具体的なポイントを挙げてみましょう。
1
講師との相性
通塾でも同様ですが、授業を担当する講師との相性は重要です。好きな講師が画面の向こうで待っていてくれると思うだけで、授業が楽しみになって自主的に学習する子もいます。
利用の前に授業の進め方や講師のタイプ、万が一合わない場合に変更ができるかを確認しておきましょう。
2
学校の授業に対応しているか
学校の成績アップを目指すなら、塾のカリキュラムが学校の授業に対応している必要があります。
通学している学校の授業の進度に合わせて学習を進められるかといった点を確認しましょう。
3
受験対応できるか
中学受験では、学校の授業で勉強する内容と違う種類の問題が出るため、専門の塾通いが安心です。
受験を前提として塾を選ぶ場合は、志望校に合ったカリキュラムを展開している塾か、個人の習熟度に合わせたカリキュラムで苦手な分野をつぶしてくれる個人塾が望ましいでしょう。
4
中学校につながる学習ができるか
中学校につながる学習ができるかどうかも、小学生の塾選びでは欠かせないポイントのひとつ。
すべての基礎となる小学生の学習範囲をしっかり習得することはもちろん、高学年になったら少しずつ中学生の学習範囲を先取り学習しておくと、進学後の授業に楽についていけるはずです。
5
費用(授業料)
塾選びにあたって、必ずチェックしておきたいのが授業料です。
通塾かオンラインか、集団指導か個人指導かといった塾の形態、および教え方のスタイルによって幅があるため、子供の個性や希望に合った塾の中から予算にマッチする塾を選びましょう。
一般的に、施設コストがかかる通塾よりオンライン、マンツーマンもしくは講師1人に生徒2人までの少人数制で行う個人指導塾より集団塾のほうがリーズナブルです。
なお、費用をチェックする際には、月謝だけでなく「年間総額でいくらかかるのか」を見て比較・検討することを忘れずに。模試や補習、夏期講習・冬期講習の費用によっては、予算を大幅に超えてしまう可能性もあります。
6
無料体験できるか
小学生が塾での学習を継続するためには、「楽しむこと」が何より重要。
講師のタイプや授業の進め方、指導のスタイルなどにストレスを感じると、塾が苦痛になり、ひいては勉強嫌いになりかねません。
まずは体験授業で、子供との相性を確認しましょう。
そら塾の場合
そら塾では、10万人以上の指導実績をもとに開発した、オリジナルの個別指導専用テキストを利用し、全国の定期テストを分析した結果から、生徒一人ひとりの学校での進度やテスト範囲に応じて授業を進めます。個別指導型の塾では珍しい「予習型授業」を展開し、中学進学を見据えた先取り学習が可能です。
中でも、小学校で正式に科目化された英語については、英単語、文法といった中学校の学習範囲を学び、苦手意識をなくします。
授業料についても安心。週1回60分の授業を、個別指導塾ながら月5,400円~というオンライン塾ならではの低価格で受講でき、無料体験も受講可能です。
指導レベルはもちろん、人間力豊かな講師の採用・育成に力を入れ、画面越しでも「人」の存在を近くに感じられるコミュニケーションで小学生の成長をサポートします。
実際の授業の様子を公開中!
※動画は中学生の授業になります
オンラインでも、大切なのは「人と人のつながり」
オンライン塾は場所を問わず、通塾の手間や時間がなく利用できるといったメリットがありますが、
主体的に学習する意欲がないと継続が難しいといったデメリットもあります。
小学生が、みずから勉強するのはなかなか難しいもの。それだけに、モチベーションを上げながら支援する講師の存在や仕組みは重要といえるでしょう。お子さんの特性や目標に合わせ、ぴったりの塾をお選びください。
- 算数
- 国語
- 英語